
京都の匠の技をまとめた「京都伝統工芸展」開催と工芸品の展示販売を始めました。
今回、憩のアイボリー1階に伝統と革新が織りなす京友禅のシルクスクリーン製版メーカーの藤木友禅型制作所の技術を応用して制作されたTシャツをはじめ、和物工芸品の扇子や和ローソク、がまぐち、ストラップなどの展示販売をはじめました。




展示中のTシャツは、伝統と革新が融合した、まさに京都の匠の技が光る逸品です。飲食でお立ち寄りの際に目を通していただきたいです。


金継
金継ぎの魅力、金継ぎは古くから日本の伝統として受け継がれた技法。
傷や損傷を装飾することで、それを美しいととらえます。

愛用していた器がチョットした不注意で
真っ二つに割れてしまった事って
誰でも経験していると思います。
そんな時、その器はどうなさいますか?
やはり、殆どの方が惜しみながらも、
廃棄の道を辿るのでしょうか。
でも、ちょっと工夫をすれば元の器以上に
蘇らせることができます。
「金継ぎ」という日本古来から伝わる
修正技術があります。
現在は低価格な器も多く流通しており、
壊してしまったら買い替えるなど、
器に対する思い入れが薄くなっているともいえます。
しかし,金継ぎは壊れたという事実を
もその器の大切な歴史ととらえます。
「モノを大切にする」という日本人ならではの
感性が生んだ賜物ではないでしょうか。
日本でも多くの人が共感し、
最近ではインバウンドの影響でしょうか、
国内だけに留まらず
海外でも人気となっているようです。


金継ぎは、割れてしまった陶磁器や漆器を
修復する技法であると同時に、
日本ならではの美しさを表現するアートでもあります。
修復の際に、金や銀などの金属粉を
割れた面に沿ってつなぎ合わせていく金継ぎ。
金継ぎによって器に新たな表情や趣あるものが生まれ、
修正した人の芸術的価値観も折り込まれた
美しいアートが完成するのです。
ここ、憩いの広場 アイボリーでは
その金継ぎの器を店頭で販売しています。
京都の伝統工芸でもある金継ぎの器を
作家さんから提供していただいて販売しています。

